今年は、「プライマリヘルスケア」(PHC)を定義づけた「アルマアタ宣言」から40年の節目に当たる。PHCとは、「すべての人にとって健康を基本的な人権として認め、その達成の過程において、住民の主体的な参加や自己決定権を保障する理念であり、方法・アプローチでもある」とされる。1978年9月、旧ソ連カザフ共和国の首都、アルマアタで開催された国際会議で、この原理的思考を盛り込んだ宣言が採択された。
 「すべての人」と頭書される国際目標としては、誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを謳った、現在の「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)が有名だ。アルマアタ宣言は、これに40年先行する全世界的な取り組みであった。

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