人工知能(AI)が驚異的な勢いで進化し、人間の生活に影響をおよぼし始めている。医療への応用も現実的になりつつあるなか、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室助教の宗未来(そう・みらい)医師は、「人工知能で、ヒトのこころは癒せるか?」という、とても興味深いテーマを掲げ研究に取り組んでいる。研究の中身は具体的にどういうものなのか。こころの癒しになぜAIを結びつけようと考えたのか。これまでの研究で何がわかってきたのか。宗氏に直接会って、そんな質問を向けながら会話を重ねていくと、精神医療の現場でAIの応用に挑戦しようとする気持ちの奥の方から、精神科医として、精神療法に薬物療法と同様の比重で力を注いでいる、熱い思いが伝わってきた。


AI研究で優秀発表賞を受賞 今後の二次解析に期待をつなぐ
 人工知能で、ヒトのこころは癒せるか? この研究に用いられたのは、自然言語処理(NLP)を行うAI。インターネットを使った自習型の認知行動療法(iCBT) に搭載された

精神医療の現場でAIの応用に挑戦の画像