東海地区にあるA診療所は、消化器内科を中心に内科全般の診療を行っており、患者数は順調に推移していた。財務面で大きな問題はなかったのだが、院長はしばらく前から気になっていることがあった。備品の発注に際し、コピー用紙の発注頻度が高くなっているような気がしていたのだ。この間発注したばかりと思っていたら、もう残りが少なくなっている。そんなことが何度かあり、発注頻度を正確に調べてみることにした。
 すると、1年前と比して倍以上の頻度で用紙を発注していることが分かった。患者数は1年前とそれほど変わらず、業務内容が大きく変わったわけでもないのに、用紙の使用頻度が高くなっているのはおかしい。もしかしたら、職員が持ち出したり、何かの用途に使っているのかもしれない――。

院内でPTA資料を大量印刷した職員の言い分の画像

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