高血圧などの病的ストレスによっても、運動などの生理的ストレスによっても心肥大が誘導されます。病的ストレスによる心肥大(病的心肥大)は心臓の機能を低下させますが、生理的ストレスによる心肥大(生理的心肥大)は心機能を低下させないだけでなく、かえって心機能を向上させます。病的心肥大にも生理的心肥大にも、同じように交感神経β受容体シグナルが関係します。それなのに、どうしてこのような違いが生じるのでしょうか? その理由に関しては、まだ十分に分かっていません。今回、ストレス応答エピゲノム調節因子のHDAC4が両者の区別の鍵をにぎることが、Nature Medicine誌に報告されました。

HDAC4は心不全治療薬の標的候補になるかもの画像

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