特発性脳梗塞を発症した卵円孔開存症(PFO)患者を登録して、カテーテル経由の卵円孔閉鎖術と薬物療法を比較したランダム化対照試験(RCT)を抽出して、系統的レビューとメタアナリシスを実施した米国Tennessee大学のRahman Shah氏らは、閉鎖術は脳梗塞再発リスクを減少させるが、心房細動リスクを増加させる可能性があると報告した。結果は、Ann Intern Med誌電子版に2018年1月9日に掲載された。

 脳梗塞患者の3分の1は原因が特定できず、特発性に分類される。特に年齢の若い脳梗塞患者では、PFOと特発性脳梗塞の発症に関連があると報告されている。そこで卵円孔を閉鎖すれば脳梗塞の再発を減らせるという仮説が立てられたが、初期のRCTではイベント数が少なく追跡期間が短いため、薬物療法に対するPFO閉鎖術の優位性を示すことはできなかった。しかし、最近新たなRCTが2件報告され、初期のRCTをさらに長期追跡した結果も報告されたことから、著者らは系統的レビューとメタアナリシスを行い、カテーテルによる卵円孔閉鎖術と、薬物療法のみの場合の脳梗塞再発予防効果を比較することとした。

 PubMedとコクランライブラリに2017年1

卵円孔閉鎖術は脳梗塞再発リスクを減らすの画像

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