厚生労働省は1月25日、研究医の養成を強化する目的で医師臨床研修と基礎研究を両立する「基礎医育成・研修コース」を設置し、そのマッチングを一般枠と別枠で行うことを医道審議会医師分科会医師臨床研修部会で提案。大筋で了承された。また、厚労省は同検討会で、初期臨床研修の現状として中断状況を公表。研修医の1.2%が研修を中断しており、その再開率は78.1%、未修了者が0.8%いることを明らかにした。

 厚労省は基礎系の大学院博士課程入学者に占める医師免許取得者の割合が低下していることや、専門医取得に比べて博士号取得の志向が低調なことなどから「研究医の養成が喫緊の課題」と指摘。研究医養成の現状と課題として、以下の4項目を挙げた。

(1)基礎医学系の大学院博士課程入学者に占める医師免許取得者の割合低下
(2)海外と比べて日本の基礎医学論文数が伸びず、基礎研究分野の国際競争力が相対的に低下
(3)健康診断などを含め、診療に携わる場合には臨床研修を修了する義務があることが基礎医学研究に進む障壁に
(4)臨床研修病院の募集定員が、基礎医学に従事予定の医師を含めて設定

 複数の大学で研究

初期研修マッチングで大学に「基礎医枠」設定への画像

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