輸液療法は、重篤な小児患者の蘇生に欠かせないが、蘇生後の小児は体液過剰になる可能性がある。カナダStollery小児病院のRashid Alobaidi氏らは、PICUに入院している小児を対象に、体液過剰と死亡その他の転帰の関係を調べる系統的レビューとメタアナリシスを実施した。得られた結果は、一定のレベルを超える体液過剰は死亡と合併症のリスク上昇に関係することを示した。詳細は、JAMA Pediatrics誌2018年1月22日号に掲載された。

 輸液の累積量が、疾患などで失われた体液の損失分を超えて過剰になると、肺浮腫による呼吸の悪化や急性腎障害を起こす可能性が指摘されている。しかし、体液過剰の定義は定まっておらず、適切なバランスを評価するための指標は確立していない。そこで著者らは、体液平衡を評価する方法について記述し、体液過剰を定義し、重症小児患者の転帰との関係を検討するために、系統的レビューとメタアナリシスを実施した。

 MEDLINE、EMBASE、コクランライブラリ、clinicaltrials.govなどに2017年3月までに登録されていた研究の中から、PICUに入院した25歳未満の患者を対象にしており、「体液バランス」、「累

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