メディケア患者の心臓手術記録を調べるコホート研究を行った米Duke Clinical Research InstituteのDaniel J. Friedman氏らは、心房細動(AF)のある高齢者に心臓手術が必要になった場合、同時に外科的な左心耳閉鎖術(S-LAAO)を実施すると、その後3年間の血栓塞栓症による再入院のリスクが減少していたと報告した。結果はJAMA誌2018年1月23/30日号に掲載された。

 左心耳は、AF患者において血栓形成が非常に起こりやすい場所だ。リウマチ性ではないAF患者に発生する脳梗塞の約90%は、左心耳で形成された血栓に起因するといわれている。そこで、心臓手術が必要になった患者には、同時に左心耳の閉鎖または切除が検討されるようになってきた。カテーテルによる経皮的LAAOについては、ワルファリンと比較した血栓塞栓症リスクが非劣性であることを示した2件のランダム化試験が報告されているが、S-LAAOについては同様のデータはなかった。

 そこで著者らは、心臓手術を受ける高齢者を対象に、S-LAAOを実施した場合とS-LAAOを行わなかった場合の血栓塞栓症リスクを比較する、後ろ向きコホート研究を計画した。米国内の1000を超える病

左心耳閉鎖手術で血栓塞栓症が減少の画像

ログインして全文を読む