常勤整形外科医のいない島の病院に、痛む腰をさすりながら入っていき、帰りは一転して足取り軽くなる高齢者─。島根県の離島に位置する隠岐広域連合立隠岐島前病院では日常よく目にする光景だ。

 同病院の外科外来の初診患者で最も多い主訴は腰痛だ。肩関節周囲炎も上位を占める。8人の常勤医はいずれも内科系か総合診療科だが、こうした運動器疾患にも十分対応できている。腰痛や肩痛など、筋肉を中心とした局所の痛みへの対応策として取り入れた新たな治療法「ハイドロリリース」が、島の診療を変えたからだ。

常勤整形外科医不在の島で腰・肩痛を治せるワケの画像

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