高齢の患者が浴室で給湯器具の使い方を誤り、全身熱傷を負って死亡しました。裁判所は看護師の入浴介助の義務は認めなかったものの、看護師による給湯器具の使い方の注意や説明が不十分だったとして、有責の判断を下しました。


事件の概要

 患者(79歳女性)は2008年10月31日、両変形性膝関節症の手術のため、A病院に入院した。患者は、入院時の提出書類に「自分でできない動作」として、「歩行」「移乗」「浴槽に入る」「髪を洗う」「重い荷物を持つ」に丸印を付け、「体を洗う」には付けなかった。また、丸印を付けた項目については、「他者に手伝ってもらう」「自分なりに工夫している」の選択肢のうち「自分なりに工夫している」に丸印を付けた。

浴室で熱傷負い死亡、看護師の注意義務違反にの画像

ログインして全文を読む