皆さん、こんにちは! 

 今回は背部痛(腰痛含む)のレッドフラッグについて、掘り下げてみましょう。レッドフラッグは医療では「見逃してはいけない疾患を示唆する徴候や症状」を意味します。山の中で分岐点や迷うような場所に「危険を知らせる印」として赤テープや注意喚起の印があるのもレッドフラッグです。「見逃してはいけないサイン」という意味は共通していますね。 図1の見方については前回の連載をご覧ください。太字で示しているのは2次救急病院で多い疾患です。主訴<背部痛>で重症度・緊急度が最も高いのは大動脈解離です。なお、ここで記載している大動脈解離は急性大動脈解離を指します。

次いで急性冠症候群が分単位での緊急介入の必要があります。他には急性膵炎や、腎盂腎炎、腎膿瘍、腎梗塞があれば感染性心内膜炎(IE)の存在も考慮が必要です。脊椎・傍脊柱の疾患としては椎体骨折、腸腰筋膿瘍、化膿性脊椎炎があります。腸腰筋膿瘍と化膿性脊椎炎は確定診断に必要な検査がそれぞれ造影CT、MRIと異なる点が要注意です。

 主訴<背部痛>のレッドフラッグを極めるの画像

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