腎機能が低下してCKD慢性腎臓病)の状態にある2型糖尿病患者でも、標準治療にSGLT2阻害薬エンパグリフロジンを追加することで心血管疾患の再発率や死亡率は低下することが、EMPA-REG OUTCOME試験の事後解析で示された。結果はCirculation誌1月9日号に掲載された。

 EMPA-REG OUTCOMEでは、推算糸球体濾過量(eGFR)が30mL/分/1.73m2以上で心血管疾患の既往がある2型糖尿病患者を対象に、標準治療に加えてエンパグリフロジン10mg/日、25mg/日またはプラセボを投与し、主要有害心血管イベントを評価した。今回の解析は、ベースライン時に腎機能が低下していた患者を対象とした。

 腎機能低下は、eGFR<60mL/分/1.73m2未満かつ/または尿中アルブミン・クレアチニン比(UACR)>300mg/gと定義した。被験薬を1回以上投与された患者を対象とした(修正intent-to-treat解析)。Cox比例ハザードモデルを用い、各リスクの群間差を評価した。総死亡についてはKaplan-Meier推定を行った。

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